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  1. # ワンショットキー
  2. <!---
  3. original document: 0.13.34:docs/one_shot_keys.md
  4. git diff 0.13.34 HEAD -- docs/one_shot_keys.md | cat
  5. --->
  6. ワンショットキーは次のキーが押されるまでアクティブのままになり、そのあと放されるキーです。これにより一度に1つ以上のキーを押すことなく、キーボードの組み合わせを入力することができます。これらのキーは通常「スティッキーキー」あるいは「デッドキー」と呼ばれます。
  7. 例えば、キーを `OSM(MOD_LSFT)` と定義する場合、最初にシフトを押して放し、続いて A を押して放すことで、大文字の A キャラクタを入力することができます。コンピュータには、シフトが押された瞬間にシフトが押し続けられ、A が放された後ですぐにシフトキーが放されるように見えます。
  8. ワンショットキーは通常のモディファイアのようにも動作します。ワンショットキーを押しながら他のキーを入力すると、キーを放した直後にワンショットキーが解除されます。
  9. さらに、短時間でキーを5回押すと、そのキーをロックします。これはワンショットモディファイアとワンショットレイヤーに適用され、`ONESHOT_TAP_TOGGLE` 定義によって制御されます。
  10. `config.h` でこれらを定義することでワンショットキーの挙動を制御することができます:
  11. ```c
  12. #define ONESHOT_TAP_TOGGLE 5 /* この回数をタップすると、もう一度タップするまでキーが押されたままになります。*/
  13. #define ONESHOT_TIMEOUT 5000 /* ワンショットキーが解除されるまでの時間 (ms) */
  14. ```
  15. * `OSM(mod)` - *mod*を一時的に押し続けます。[モッドタップ](ja/mod_tap.md)で示したように、`KC_*` コードでは無く、`MOD_*` キーコードを使わなければなりません。
  16. * `OSL(layer)` - 一時的に*レイヤー*に切り替えます。
  17. * `OS_ON` - ワンショットキーをオンにします。
  18. * `OS_OFF` - ワンショットキーをオフにします。OSM は通常の mod キーのように機能し、OSL は `MO` キーのように機能します。
  19. * `OS_TOGG` - ワンショットキーの状態を切り替えます。
  20. ワンショットキーをマクロあるいはタップダンスルーチンの一部として有効にしたい場合があります。
  21. ワンショットレイヤーについては、キーを押した時に `set_oneshot_layer(LAYER, ONESHOT_START)` を呼び出し、キーを放した時に `clear_oneshot_layer_state(ONESHOT_PRESSED)` を呼び出す必要があります。ワンショットをキャンセルする場合は、`reset_oneshot_layer()` を呼び出してください。
  22. ワンショットモッドについては、設定するためには `set_oneshot_mods(MOD_BIT(KC_*))` を呼び出し、キャンセルするためには `clear_oneshot_mods()` を呼び出す必要があります。
  23. !> リモートデスクトップ接続で OSM 変換に問題がある場合は、設定を開いて「ローカル リソース」タブに移動し、キーボードセクションでドロップダウンを「このコンピューター」に変更することで修正することができます。これにより問題が修正され、OSM がリモートデスクトップ上で適切に動作するようになります。
  24. ## コールバック
  25. ワンショットキーを押す時にカスタムロジックを実行したい場合、実装を選択できる幾つかのコールバックがあります。例えば、LED を点滅させたり、音を鳴らしたりして、ワンショットキーの変化を示すことができます。
  26. `OSM(mod)` のためのコールバックがあります。ワンショット修飾キーの状態が変更されるたびに呼び出されます: オンに切り替わる時だけでなく、オフに切り替わる時にも呼び出されます。以下のように使うことができます:
  27. ```c
  28. void oneshot_mods_changed_user(uint8_t mods) {
  29. if (mods & MOD_MASK_SHIFT) {
  30. println("Oneshot mods SHIFT");
  31. }
  32. if (mods & MOD_MASK_CTRL) {
  33. println("Oneshot mods CTRL");
  34. }
  35. if (mods & MOD_MASK_ALT) {
  36. println("Oneshot mods ALT");
  37. }
  38. if (mods & MOD_MASK_GUI) {
  39. println("Oneshot mods GUI");
  40. }
  41. if (!mods) {
  42. println("Oneshot mods off");
  43. }
  44. }
  45. ```
  46. `mods` 引数は変更後のアクティブな mod が含まれるため、現在の状態が反映されます。
  47. (`config.h` に `#define ONESHOT_TAP_TOGGLE 2` を追加して) ワンショットタップトグルを使う場合、指定された回数だけ修飾キーを押してロックすることができます。そのためのコールバックもあります:
  48. ```c
  49. void oneshot_locked_mods_changed_user(uint8_t mods) {
  50. if (mods & MOD_MASK_SHIFT) {
  51. println("Oneshot locked mods SHIFT");
  52. }
  53. if (mods & MOD_MASK_CTRL) {
  54. println("Oneshot locked mods CTRL");
  55. }
  56. if (mods & MOD_MASK_ALT) {
  57. println("Oneshot locked mods ALT");
  58. }
  59. if (mods & MOD_MASK_GUI) {
  60. println("Oneshot locked mods GUI");
  61. }
  62. if (!mods) {
  63. println("Oneshot locked mods off");
  64. }
  65. }
  66. ```
  67. 最後に、`OSL(layer)` ワンショットキーのためのコールバックもあります:
  68. ```c
  69. void oneshot_layer_changed_user(uint8_t layer) {
  70. if (layer == 1) {
  71. println("Oneshot layer 1 on");
  72. }
  73. if (!layer) {
  74. println("Oneshot layer off");
  75. }
  76. }
  77. ```
  78. いずれかのワンショットレイヤーがオフの場合、`layer` は 0 になります。ワンショットレイヤーの変更では無く、レイヤーの変更で何かを実行したい場合は、`layer_state_set_user` は使用するのに良いコールバックです。
  79. 独自のキーボードを作成している場合、`_kb` と同等の機能もあります:
  80. ```c
  81. void oneshot_locked_mods_changed_kb(uint8_t mods);
  82. void oneshot_mods_changed_kb(uint8_t mods);
  83. void oneshot_layer_changed_kb(uint8_t layer);
  84. ```
  85. 他のコールバックと同様に、更にカスタマイズを可能にするために `_user` バージョンを呼ぶようにしてください。